Rolfing Report
ロルファー、アメリカでさらなる境地に。
ロルフィング追求記
アリゾナ州フェニックスで開かれた最新セミナー。ロルフィングの発展の変遷という、かけがえのない時間を仲間たちと共有した。
いざ、アリゾナへ ― 触れないロルフィング?!
ロルフ・インスティテュートの教員向けに、セミナーの案内が届いた。講師の中に、ジェフリー・メイトランドの名前がある。NBAチームのスタッフとして数々のスーパースターたちをロルフィングしてきた実績に加え、長年ロルフ・インスティテュートの教授陣の中枢にいるロルファーである。
今回のセミナーのテーマは「エネルギー的なアプローチをどう取り入れていくか」。場所はアリゾナ州フェニックス――ジェフリーの活動拠点だ。せっかくの機会なので、前日に彼の個人セッションを受けることにした。
スコッツデールにある彼のオフィスには、新刊が飾ってある。哲学の博士号を持ち、ロルファーになる前は大学で教鞭をとっていた彼は、禅を探究し「法覚」という名前を授かっている。
セッションはまず、胸郭の膜組織への働きかけから始まる。タッチはきわめて優しい。左肩の不調を伝えると、パーカッサーという機器を用いて振動を部位に当てる。確かに肩の動きがスムーズに感じられた。
最後に「"何もしない"ワークをするけど、いいか?」と聞かれた。台に横になると、離れたところで彼がただこちらを見守っている。しばらくすると私の身体が反応し始め、胸郭に息がぐぐっと入ってくる。あるとき気分が変わってくるのが感じられた。彼曰く「それがジョイの感覚だ」という。終始ただ見守られているだけだったが、私の胸郭は深いところから広がり、新しいジョイの感覚に満ちていた。
ロルフィングを再定義?!
参加者の半数以上が初対面だが、米国のロルフィングクラスで私のクライアントを教えたことがある先生がほとんどで、不思議な親近感を覚える。上級インストラクターのレイ・マッコールの進行により、エネルギーワークをどのように実践の中で使っているかをシェアしたり、ジェフリーが提案するロルフィングの再定義についてディスカッションが進む。